【SEO分析】Googleサーチコンソールの表示回数・クリック数のみ激減した事例

こんにちは、メディアワークス株式会社の舘口(たてぐち)@tomo_mdwsです。

今日は、管理運営しているWebサイトのSEO面で特殊な事例がありましたので、共有させていただきます。

Googleサーチコンソールの表示回数・クリック数が激減!

2021年8月23日に検索エンジンへの表示回数/クリック回数を示すGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンスデータの表示回数/クリック数が激減が確認できました。※図1

※図1
Googleサーチコンソールの表示回数・クリック数が激減!

※図2
Googleサーチコンソールの表示回数・クリック数が激減!

しかし、Googleアナリティクス側で表示されている自然検索での流入数は増加しているという、データの整合性がとれない、極めて特殊な事例です。※図2

図1・図2のデータの横の時系列はおおよそ一致していますので、上下で比較してみると分かりやすいです。

検索エンジンへの表示回数/クリック回数を示すデータが極端に激減するのは、表示順位を決定しているGoogleがサイトの評価基準を変更する「コアアップデート」であると考えるのが普通です。

もし、コアアップデートであれば、このWebサイト自体へのアクセスは、表示回数/クリック回数の激減に比例して、大幅な減少が想定されるため、早急に適切な対策が必要となります。

しかし、GoogleAnalyticsへアクセスして、Webサイトの流入数を確認してみると、こちらの数値には変動がないという、おかしな状況になっています。(むしろ前日比で増えています)

Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールの双方のデータに整合性がとれない。

今回の事例を、一般のお店に例えると、お客様の来店数が激減しているのに、売上額も一切変わらない、売れた商品数も同じという状況に似ていて、とても不自然な状況だと言えます。

良好なサイト品質を維持して、効果的なSEO対策を実施するうえで、何か問題点が生じた場合には、原因を見つけて、即時対応するのが原則です。どういった対応が適切かを理解する為に、さらに、深堀りして詳細を分析していきます。

Googleアナリティクス側でのPV流入測定を「自然検索」のみに絞って測定してみます。

こちらのデータも、Googleサーチコンソールの激減に伴って、自然検索での流入数も減少するのが通常ですが、データ上は一切なにも変化がありません。

Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールの双方のデータに整合性がとれない。

以上の事から、考えられることは2点です。

1, Googleサーチコンソールの表示に不具合がある
2, Googleアナリティクスの表示に不具合がある

当初、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスデータが集計中の可能性もあると考えたのですが、すでに該当日が経過して、翌日のデータが追加されていることから、集計前という可能性も除外されます。

また、Googleアナリティクスデータを参照して、個別ページごとの流入数の増減を測定してみましたが、こちらも前週比・前日比などで、各ページ単位でも目立った変化はなにも確認できませんでした。

検索順位を測定してみる。

検索順位を測定してみる。

Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールいずれかのデータに何らかの異常があることは、理解できたのですが、確信を得るために、検索順位を測定するツールも活用していきます。

検索順位測定ツールのGRCでクエリ毎の表示順位を計測してみます。

こちらもクエリ毎の表示順位に極端な変動はなく、安定している為、Googleサーチコンソールが示すような極端な変化はありません。

すべてのクエリの検索順位が変わらず、アクセス数も何も変化がないということは、Googleアナリティクス側のデータと検索順位測定ツールGRCのデータには、関連性が確認できます。

さらに、この記事執筆中にリアルタイム流入数も測定していますが、これまでと変わらず、安定したアクセスが確認できる為、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスが示す流入数激減の根拠となる数値が何もありません。

以上の根拠から、異常値を示しているのはGoogleサーチコンソールのデータのみという事が確認できました。

まとめ

結論として、複数要因を参照して、多角的な分析を行った結果、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスデータの表示のみに何らかのエラーが生じていたと、結論づけることができます。

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンス激減への対処方法ですが、今回はコアアップデートや、サイトの評価自体が低下したわけではないため、目立った対応は必要なく「静観」というのが結論です。

【※追記】
Googleサーチコンソールに、下記のような表示が追加されていました。

8月23〜24日(検索、発見)
この期間中、内部の問題により、検索と検出のパフォーマンスでデータが失われました。この期間中、ユーザーのパフォーマンスレポートでデータが大幅に低下する可能性があります。これは、サイトのクリック数や表示回数の減少を反映するものではなく、検索コンソールのデータが欠落しているだけです。
https://support.google.com/webmasters/answer/6211453#search_analytics&zippy=%2Cperformance-reports-search-results-discover

Googleサーチコンソールのデータ異常だったと公式発表されれば、ひとまず安心です。

該当日のデータは取得することはできませんが、Googleアナリティクス側にデータがあるので、ひとまず最低限の分析には不足しません。

以上のように、異変に気付ければ、原因を見つけて、早急に対応することで、ダメージを最小限に食い止めることができます。

検索基準も日々刻々と変化していきます。

安定した検索パフォーマンスを発揮するためには、日々の数値を細かく分析し、小さな変化を見逃さないようにすることが大切です。

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